通訳報告(鹿児島大学の公開授業)
2010年02月03日
2月1日(月)、鹿児島外語学院(GAiGO)の講師が鹿児島大学教育学部が主催する公開授業の通訳を務めました。
「大学におけるユニバーサルデザイン教育~障害学生支援を考える~」と題し、米国・ランドマークカレッジ研究・運営部門副部長兼ランドマークカレッジ研究所長のスティーブ・ファドン先生をゲストスピーカーにお迎えしました。大学生・院生のほか、大学教職員・一般の方が2コマで構成する授業に参加しました。
ランドマークカレッジは障害をもった学生だけが通うというユニークな二年制の大学で、障害教育に関しては世界的に権威のある大学です。
「ユニバーサルデザイン」は、建築や工業デザインの分野でここ30年程の間に生まれたコンセプトですが、今回テーマになった「ユニバーサルデザイン教育」は、教育現場においてより多様な人が同じように学習目標を達成するための環境づくりという意味です。
ここで強調されたのは、工業デザインと同様に、障害をもった人を対象に作られたものが、実は障害をもたない人にとっても便利なツールになるということです。
教育現場における障害としては、「学習障害(learning disabilities)」「発達障害(developmental disorders)」「失読症/難読症(dyslexia)」などが挙げられますが、このような身体的・精神的な障害に限らず、膨大な量の宿題や論文作成などで混乱してしまう、大学を卒業後、大学生活と実社会のギャップで困難に陥るといった、誰もが経験するような困難な状況も含めた幅広いコンセプトとして語られました。参加者は、スティーブ先生のユーモアに富んだお話に笑いを誘われつつも、真剣に耳を傾け、時に驚きの声を上げていました。
事前準備もろくにできず、ほぼぶっつけ本番の通訳でしたが、通訳という仕事を通じて非常に興味深いお話に触れることができて充実した時間でした。
「大学におけるユニバーサルデザイン教育~障害学生支援を考える~」と題し、米国・ランドマークカレッジ研究・運営部門副部長兼ランドマークカレッジ研究所長のスティーブ・ファドン先生をゲストスピーカーにお迎えしました。大学生・院生のほか、大学教職員・一般の方が2コマで構成する授業に参加しました。
ランドマークカレッジは障害をもった学生だけが通うというユニークな二年制の大学で、障害教育に関しては世界的に権威のある大学です。
「ユニバーサルデザイン」は、建築や工業デザインの分野でここ30年程の間に生まれたコンセプトですが、今回テーマになった「ユニバーサルデザイン教育」は、教育現場においてより多様な人が同じように学習目標を達成するための環境づくりという意味です。
ここで強調されたのは、工業デザインと同様に、障害をもった人を対象に作られたものが、実は障害をもたない人にとっても便利なツールになるということです。
教育現場における障害としては、「学習障害(learning disabilities)」「発達障害(developmental disorders)」「失読症/難読症(dyslexia)」などが挙げられますが、このような身体的・精神的な障害に限らず、膨大な量の宿題や論文作成などで混乱してしまう、大学を卒業後、大学生活と実社会のギャップで困難に陥るといった、誰もが経験するような困難な状況も含めた幅広いコンセプトとして語られました。参加者は、スティーブ先生のユーモアに富んだお話に笑いを誘われつつも、真剣に耳を傾け、時に驚きの声を上げていました。
事前準備もろくにできず、ほぼぶっつけ本番の通訳でしたが、通訳という仕事を通じて非常に興味深いお話に触れることができて充実した時間でした。
Posted by GAiGO at 01:04│Comments(0)
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