仙厳園実地研修
2012年06月04日
5月31日(木)の午前中、「日本の文化」の授業の通訳研修として、鹿児島市の仙厳園及び隣接する尚古集成館で実地研修を行いました。当日は、同園を運営する株式会社島津興業・観光事業本部の小田様が、見所に関する様々なエピソードを交えながらご案内くださいました。

江戸時代初期に島津光久(19代当主)によって薩摩藩の別邸として築庭された仙厳園には、桜島や錦江湾を取り込んだ雄大な借景園を始め、薩英戦争で使用された大砲や、ユニークな猫神神社など、薩摩藩の歴史を感じさせる数多くの見所があります。


江戸時代初期に島津光久(19代当主)によって薩摩藩の別邸として築庭された仙厳園には、桜島や錦江湾を取り込んだ雄大な借景園を始め、薩英戦争で使用された大砲や、ユニークな猫神神社など、薩摩藩の歴史を感じさせる数多くの見所があります。
隣接する尚古集成館には、島津斉彬による日本近代化事業「集成館事業」に関する資料が展示されており、子供にもわかり易くアニメを用いたビデオも上映されています。
また、旧集成館を含む鹿児島の近代化遺産群は、2009年1月に「九州・山口の近代化産業遺産群」として、ユネスコの世界遺産の国内暫定リストに記載されました。

鹿児島外語学院(GAiGO)に付属する「鹿児島県通訳ガイド協会(鹿児島外語学院SGG)」は日本政府観光局(JNTO)に登録されており、毎年多くの外国人観光客から通訳ガイドの依頼が寄せられます。GAiGO の学生は、通訳ガイド実習として、依頼者とのメールでのやり取り・計画作成・ガイド・報告という一連の流れをすべて担います。
このような素晴らしい歴史や文化の魅力を伝えるには、幅広い知識と確かな語学力はもちろんですが、どのような切り口でどのように伝えるかが重要なキーになることを改めて実感しました。このような想像力(創造力)を養うためには、根本的には自ら考える力と、様々な価値観に触れるためのコミュニケーション能力が必要不可欠だと思われます。GAiGO生も常にこのことを意識して日々を過ごしましょう。
Posted by GAiGO at 12:43│Comments(0)
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