28年度前期末英語落語寄席

2016年08月02日

7月31日(日)、鹿児島外語学院(GAiGO)の前期末を締めくくる英語落語寄席を下荒田の学院内で開催しました。「時そば」「饅頭こわい」「寿限無」「死神」といった古典落語のネタを披露しました。


GAiGOではカリキュラムの一環として英語落語に取り組んでおり、生徒全員が古典落語を中心とした噺をひとつ覚え、前期末英語発表会などにおいて披露しています。また、今年度は、英語落語の推進を目的に(公財)鹿児島市国際交流財団との主催で第1回「語学から 語楽(ごがく)へ。 英語落語ワークショップ&講演会」をかごしま市民福祉プラザで開催しました。バイリンガル落語家のダイアン吉日氏を講師にお迎えし、GAiGOの生徒2名が前座として英語落語を披露しました。イベントについては、南日本新聞でも紹介さ入れました。(新聞社のミスで主催者については一切触れられていませんが)



28年度前期末英語落語寄席



GAiGOでは、外国人だけでなく、より多くの日本人にも英語落語の魅力を理解してもらうために、独自のアプローチとしてパワーポイントを取り入れています。最初に日本語であらすじをスクリーンに映し出しながら司会が朗読し、落語の最中には必要最低限の挿絵を映し出すことで、話の内容を理解しやすくする工夫です。

また落語では、本題に入る前に噺の背景や世間話などをする「マクラ」と呼ばれる小噺をしますが、これはそれぞれの生徒によるオリジナル。特に外国人に文化背景を示し、噺をより深く理解してもらうために重要なパートです。

例えば、今回のネタの一つである「時そば」マクラでは、日本の「そば文化」を紹介。江戸時代は屋台で食べるのが一般的だったことや、引っ越しそば年越しそばなどを挙げ、そばが日本人にとって身近な食べ物であることを示してから本題に入りました。そのほかのネタのマクラもそれぞれ時事ネタや文化背景をうまく取り入れていました。


落語のあと、MUSICクラスで歌ってきた2曲を披露。

1曲目は、The Beatles"Yellow submarine"と、7/3(日)の「語学から 語楽(ごがく)へ。 英語落語ワークショップ&講演会」ダイアン吉日さんが、自身の落語の出囃子として使用しています。

2曲目は、鹿児島県民ならだれもが知っているともいわれ、テレビなどの影響で今や全国的にも知られている「茶わんむしの歌」。日本語に続けて、GAiGOが独自に歌詞をつけた英語バージョンを披露しました。この英語バージョンは、7月16日(土)~17日(日)に鹿児島県民交流センターで開催された第1回かごしま弁フェスティバルにおいて発表し、来場者やイベント関係者から大きな反響をいただきました。

生徒は9月後半までの長い夏休みに入りましたが、ほとんどの生徒が語学留学などで海外に行きます。また、国際科の生徒とプライベートレッスンの高校生の2名が、鹿児島県の青少年海外派遣事業でメンバーに選ばれ、香港に派遣されます。テロを中心に世界中が危険にさらされている昨今ですが、まずは無事に帰国し、一回り大きくなった姿を見せてくれるのを楽しみにしています。


28年度前期末英語落語寄席
GAiGOのイベントは校歌GAiGOの合唱でスタート♪

28年度前期末英語落語寄席
舞台はすべて手作り。音響や照明も自前です。

28年度前期末英語落語寄席
1年生の練習期間は実質2か月足らずですが、見事な演技を披露

28年度前期末英語落語寄席
2年生はさすがの貫禄。

28年度前期末英語落語寄席
7/3英語落語ワークショップでの大舞台も踏んでさらにレベルアップ

28年度前期末英語落語寄席
MUSICクラスの発表





Posted by GAiGO at 14:02│Comments(0)
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