2学期末スピーチコンテスト★
2008年12月19日
12月19日(金)午前10時より、当校1階にて2学期末スピーチコンテストを開催しました。
今学期からは、スピーチの感覚をより掴んでもらうために、事前に日本語でのスピーチコンテストを実施しています。学生達は、ここで指摘されたことを元に内容を見直したり、よりよい表現方法を模索したりを繰り返した上で今日の本番に臨みました。
まずは恒例の校歌『GAiGO SONG』で喉鳴らしをした後、いよいよスピーチ・コンテストが始まりました!
Tatsuのテーマは「環境問題」。
食料の輸送距離を掛け合わせて、輸送にかかった温室効果ガスの量を示す「フード・マイレージ」を例に挙げ、地産地消の大切さを訴えました。視覚素材を用いながら様々なデータを多用し、知的で彼らしい発表になりました。
Aiちゃんのテーマは「男女差別」。
母親が病気になった時に実感した家事の負担をきっかけに考えた「男女の役割分担」について、社会の既成概念に疑問を投げかけました。一方で男性に対する「逆差別」にも言及し、こういったテーマで陥りがちなフェミニズムとは一線を画す視野の広さを持った内容でした!
Kotaのテーマは「見かけと実際のギャップ」。
自分とは正反対の性格で第一印象が悪かったにもかかわらず現在では親友であるという話を軸に、人を見かけで判断しないことの大切さを訴えました。物事の一面しか映し出さないメディアに惑わされない上でも重要な視点ですね。
Yoheiのテーマは「英語教育」。
テレビのインタビューで来日1年未満の外国人力士が流暢な日本語をしゃべるのに驚いた経験を元に、中・高校と6年間も英語教育があるのにまともにしゃべれない日本の英語教育の問題点について、ALTや現在受けているGAiGOの授業などを取り上げて訴えました。
Takaのテーマは「夢」。
自分が思い描く「翻訳家」と「CGクリエーター」という2つの職業。どちらにしようか悩んでいる時、輸送会社とスポーツ選手という2つの職業を両立させているアメリカ人をテレビで偶然見て、どちらも目指すという「第3の選択」に対する決意を述べました。因みにTakaは既に学校推薦で就職が決まっています。
そして前回の優勝者であるDaikiのテーマは「離婚問題」。
イントロでは、次期アメリカ大統領のオバマ氏のスピーチを多用しながら、大胆にも「優勝宣言」をして笑いを誘いました。本題では、両親が離婚した自らの経験を元に父親がいない家庭の様子を語り、離婚における一番の被害者は子どもであることを訴えました。
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審査結果の発表の前に、今年から始まった『MUSiC』の授業で練習した合唱の発表がありました
Daikiのギター伴奏に合わせて、OASISの 'Wonderwall'、'Sweet home Chicago' の替え歌で 'Sweet home GAiGO'、そしてDreams come true の 'Winter Song' の3曲を披露してくれました。初めてだった1学期に比べて声量が大幅に大きくなり、コーラスも交えるなど、急激にレベルを上げていました 「声を出す」という、このクラスのもうひとつの目的の成果が表れてきているようです。
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そして、いよいよ結果発表!
優勝者は・・・
Daiki!
見事宣言どおりに優勝をもぎ取りました!
そして2位は・・・
Yohei
・・・ということで、この仲良し2人組のワン・ツー・フィニッシュで幕を閉じました。
学長と1・2位で記念撮影
優勝の喜びを体中で表現するDaiki
曰く、「自由の女神」
この後、各審査員による講評があり、発表者一人ひとりのスピーチに対する細かい指摘や、今後に対するアドバイスが出されました。審査員全員の共通の感想として、スピーチ内容のレベルの高さ、そして発表態度の向上が挙げられました。
技術的な要因としては、今年度からカリキュラムを再編成して取り入れた「Public Speaking」クラスでの毎週のスピーチや、「Discussion」クラスでの毎週の議論などの成果だといえますが、それに加えて、年間を通じて香港・シンガポールへの県の親善大使を含む、非常に多くの経験を積んできたことが大きいでしょう。
スピーチの中にアメリカ初代大統領のリンカーンやバラク・オバマ、マーチン・ルーサー・キングJr.などの名スピーチをパロディで使うなど、ユーモアをふんだんに取り込んだ内容は余裕すら感じさせました。
ただ、よく考えてみると、スピーチのパロディは全員がアメリカ人。日本の政治家の発言で印象に残るのは迷スピーチばかりだからでしょうか。。。
国際科2年生にとっては最後のスピーチコンテストとなる2月の卒業式をどう締めくくってくれるのか、今から楽しみです。
最後に記念撮影
恒例のティー・パーティ
Tatsuのお母様が手作りの蒸しパンなどを持参してくださいました
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全クラスをオンライン化!
LEGOブロックで考える将来
2020年度入学式