鹿児島弁アンケート結果発表!
7月16日(土)~17日(日)に開催された
かごしま弁フェスティバルにおいて、
GAiGOのブースで実施した
鹿児島弁アンケートの結果を発表します!
今回は「んだもしたん」「やっせん」「わっぜ」「だれた」「だからよ」という5つの言葉を取り上げて、「よく使う鹿児島弁」と「外国人に教えたい鹿児島弁」という2つのテーマで、ブースの入り口付近に掲示した表にシールを貼ってもらう形でアンケートを実施しました。
ある程度予想はしていましたが、イベントの来場者は
60歳以上の年配の方が一番多いようでした。ただ、
GAiGOのブースには親子連れや大学生などのほか、
外国人のかたも数組遊びに来てくれました。また、会場では7月3日(日)に鹿児島外語学院(GAiGO)が主催した「英語落語ワークショップ&講演会」に参加しました、とても楽しかったです、と複数の方から声を掛けられました。
言葉別の集計では、「よく使う鹿児島弁」と「外国人に教えたい鹿児島弁」がほぼ逆の結果になるという興味深いデータが得られました。
また、それぞれ年代別にも大きな違いがみられました。
「だからよ」という表現は、相手が言ったことに対して「そう、そう!」という共感を示す表現で、若者の間では広く使われていますが、年配の方からは「鹿児島弁ではない」と指摘をする方もいらっしゃったようです。しかし、言葉というのは常に変化するもの。昔から使われている表現ではないにしても、鹿児島人が県外に出て使用すると「だから何?」という反応をされて初めて鹿児島独特の表現だったんだと気付く表現なのです。その意味ではりっぱな鹿児島弁といえるでしょう。
英語専門学校がかごしま弁(方言)という、一見関係のなさそうなテーマに挑んだ今回のイベント。第1回目ということで、不確定要素が多く、生徒たちも戸惑っていましたが、「観光資源の一つとしての鹿児島弁を外国人に発信する」というテーマのもと、徐々に理解が深まり、準備にも熱が入っていきました。実際には年配の方が多いこともあり、英語というだけで拒否反応を示すかたも多くいらしゃいましたが、一方で「茶碗むしの歌」の英訳や英語バージョンが大人気で、一定の成果は得られたと感じました。終了後の生徒のレポートでは「普段意識することのなかった鹿児島弁に触れるいい機会になった」という感想が多くみられました。
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