「アムステルダム号」個人観光ツアー

GAiGO

2007年10月09日 22:30





10月8日(月)、先日オープンしたばかりの「マリンポートかごしま」に大型クルーズ船「アムステルダム号」が入港しました。


アメリカからロシア、そして日本を北から順に東京などを寄港して前日は神戸港。鹿児島港には午前7時に入港しました。



クルーズ客は大半がアメリカ人やカナダ人で、そのほとんどは退職した年配の方々です。



埠頭には大型観光バスがクルーズ客を待ち構えています。




今回、GAiGOでは、当校のスタッフと生徒で構成する 「通訳ガイド協会」への依頼で、4人のアメリカ人のツアーを実施しました。

「通訳ガイド協会」は、1973年に鹿児島国際空港が開港したのを機に、鹿児島の国際化をにらんで当校が県内で最初に作ったボランティア通訳の組織です。




GAiGOの今年のユニフォームである紫のポロシャツに身を包み、依頼客の名前を書いた紙を広げて船に近づくと、早速1人の男性が近づいてきました。


今回は60代から80代くらいの男性3人、女性1人(一組は夫婦)のグループです。



夕方4時の出港に合わせて3時頃までには戻ってこなければならず、
移動時間や食事の時間を考えるとあちこち訪れる時間はありません。


予定では、知覧の武家屋敷平和記念公園、そして慈眼寺公園そうめん流しという流れでしたが、どうしても指宿の砂蒸し風呂に入りたい!(「砂に埋められたい」と言っていましたが;) 昼食もいらない!・・・ということで急遽予定を大幅に変更!



午前9時に出発すると、指宿の砂蒸し温泉の施設「砂楽」に直行しました。









「砂に埋められる」というユニークな体験を家族や友人に伝えたいと、
ビデオやカメラで終始撮影していました。

(そうめん流しの予約もここで電話でキャンセルしました++;)

フロントの人によると、他のツアー客60人程の予約が午後1時半に入っており、
それを聞いた4人はちょっと勝ち誇っていました。


その後、知覧の武家屋敷へ。
あいにくの雨の中、「借景」を用いた庭園や石垣の通りに
'Pretty!' 'Beautiful!'などを連発していました。







ただ、家の中を見れないのには正直かなりガッカリしていました。
京都の寺や、東京での「皇居」などを見て回ったことから、中を見られることを期待していたようです。


移動中などもずっと「土産物屋はどこだ!?」と連発していましたが、話題が2日前にオープンしたばかりの大型モール「イオン」の話になると、「そこ行くー!」と言う感じで最後の行き先が決定!
マリンポートから車で10分で着くということで、残り2時間ほどをショッピングに費やしました。


しかし駐車場は満車。1人の男性(スチュワートさん)は車に残るということで、3人が出てくるまでずっと会話を楽しみました。



話によると、クルーズ船「アムステルダム号」は世界各国を64日間かけて周るとのこと。

しかし、スチュワートさんは途中の香港で降りる32日間のコースを選んでいるとのことでした。



氏曰く、



「奥さんがついて来ない友達に、その代わりとして誘われてきたんだけど、あまり乗り気ではないんだ」



もちろん冗談交じりでしたが、こんなちょっとしたグチが聞けるのも少人数のツアーのなせる技かもしれません。




3時頃に港に戻ると、他のツアー客も埠頭をうようよしていました。

3時半には、「火の島太鼓」の演奏が始まり、船から見下ろすクルーズ客達からは熱烈な拍手が沸きました。









そして4時に、大きな汽笛とともに船は出港。

船からも陸からも、名残惜しそうに手を振り合いました。







関連記事