今週のMUSICクラス

GAiGO

2019年05月06日 20:16

GAiGO鹿児島外語学院は5月6日(日)に授業を開始しました。

月曜日の午後にあるMUSICクラスでは、毎週、時節に合わせたテーマの英語の歌をピックアップして生徒全員が翻訳コーラス、そしてギター演奏に取り組んでいます。

今週の歌はThe New Christy Minstrelsが1963年に発表した "Green Green"
もちろん、5月4日の「みどりの日」に因んだ選曲です

翻訳提出用のプリントには毎回、歌詞の中の用語解説のほか、翻訳する上でのポイントが示されています。
歌詞というのは、最終的には作者にしか本当の意図はわからないものですが、「正解がない」からこそ想像の余地が生まれます。「テーマ」や「背景」を考えて、自分なりの解釈で日本語の歌詞をつくる作業は、リサーチ力、想像力、日本語力といった要素を伸ばし、翻訳の概念の理解に繋がります。しかし、まずは英語の原文の意味を正確に捉えることが重要ということで、生徒の訳は文法や意味上の誤りがある箇所についてはきちんと指摘されます。

この"Green Green"が発表された1963年は、1953年のエイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)大統領による「奴隷解放宣言(The Emancipation Proclamation)」から100周年に当たる年。人種差別反対運動が再燃します。8月28日には「ワシントン大行進」があり、マーチン・ルーサー・キング Jr.(Martin Luther King Jr.)牧師が、かの有名な "I have A Dream" のスピーチを行います。因みに、11月22日にはケネディ大統領が暗殺されます。さらに、1960年代はベトナム戦争が泥沼化し、大学生を筆頭とした若者を中心に反体制・自然回帰などを主義とするヒッピー・ムーブメントが起こります。この歌は、そんな世相を反映した歌だと言えます。


来週は、同じ時代の空気を映し出したJohn Lennon"Power to the People"(1971年)。
5月15日のある記念日に合わせた選曲です。さて、この日は一体何の日でしょうか!?
因みに、GAiGO鹿児島外語学院創立47周年記念日でもあります

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