通訳ガイド実習を実施しました。
5月16日(金)、
通訳ガイド実習として、
GAiGOの学生が
イギリスからの4名を連れて鹿児島市街地を案内しました。
実は、
GAiGOの元講師であるAyumi先生が9月にスコットランド人のポールさんと結婚し、新婚旅行と地元鹿児島での披露宴を兼ねて帰省中です。披露宴のために駆けつけたポールさんの友人2名とお姉様の3名を含めて鹿児島は初めて。しかも友人の
イングランド人・
ショーン・コナリーさん(
惜しい!)以外は日本が初めてということで、
Ayumi先生の依頼で、1ヶ月ほど前に急遽、この日を
通訳ガイド実習に切り替えて鹿児島市内を案内することになりました。
GAiGOの外国人の先生や大学の留学生などとは違い、日本はもちろん、鹿児島についての知識はほぼ皆無という、まさに通訳ガイド実習としてはうってつけの逸材でした(笑)
こんな急な変更も
小規模で
実践主義の
GAiGOだからできることです。(もちろん補習がありますが) ということで、
「通訳」クラスを中心にツアー計画やガイドの準備・練習を行い、本番に備えました。
当日は雲ひとつない晴天。
この日の前後は曇りや雨が続いており、かなりの幸運でした。
午前9時に宿泊先のホテルで待ち合わせ、市電で鹿児島の中心街・天文館へ。
市電で天文館へ
アーケード通りにある地元のお菓子を集めた菓々子横丁に寄り道をしてから、鹿児島三大神社のひとつ照国神社へ。島津家の名君・島津斉彬公をお祭りしています。参拝をしてからおみくじを引きました。ここでは日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語で書かれたおみくじが引けます。
菓々子横丁でお菓子の説明をするHaruka
天文館から照国神社へなんかいい感じでしょ?
境内に入る前にお清め。たどたどしいながら何とか説明できました。
学生の説明の後「二拝二拍手一拝」を実践
照国神社から中央公園に向かう横断歩道かの有名なビートルズのABBY ROADを意識したそうです。。。
目の前にある中央公園で少し休憩してから、東本願寺を見学。その後、予約していた黒豚専門店の黒かつ亭でお待ちかねのランチタイム。
黒豚専門店「黒かつ亭」で昼食
午後は観光バスのかごしまシティビューに乗って、薩摩藩藩主・島津家の別邸だった仙厳園へ。桜島と錦江湾を背景に取り込んだダイナミックな借景庭園がメインなのですが、観光客一行は順路を外れて、裏山へと続く道をどんどん突き進んでいきました。ここも途中で筆塚などの史跡がありますが、上るのに結構な労力を要するため、一般の観光客はあまり立ち入らないエリアです。予想以上の大変な道のりに途中でやや後悔した様子も見せましたが、2箇所の展望所からの眺めでそれも達成感に変わったようです。
薩摩藩藩主・島津家別邸であった「仙厳園」へ。
順路を外れて「登山」をする羽目に・・・
そこから再びかごしまシティビューに乗ってかごしま水族館前で降車。外側にある水路でイルカを見ることができます。時間帯によっては餌やりや調教も見ることができます。サービス精神が旺盛なのか、数等のイルカが近くに寄って水をばたつかせてくれました。
最後に、そこから目と鼻の先にあるウォーター・フロントの商業施設ドルフィン・ポートへ。
名物のソフトクリームを食べながら足湯に使って一日の(特に登山の)疲れを癒しました。
かごしま水族館の外の水路でイルカが遊泳中
今回は知り合いを通じたガイドでしたが、
鹿児島外語学院(GAiGO)は、日本政府観光局(JNTO)の登録団体であるボランティア通訳ガイド組織「鹿児島外語学院SGG」を通じて、外国人観光客からガイドの依頼を受け、GAiGOの学生や一般会員をガイドとして派遣します。今回の経験を生かして、今後もどんどん実践していきましょう!
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